1/350 金剛 製作記 その3  木甲板完成  

前回までの製作記
製作記 その1  甲板構造物設置
製作記 その2  甲板設置

※艦これ以外の話題です


先日公開した練度一覧表v1.3が中々好評のようでありがたい限りです。
データ検証仲間も増えつつあるので嬉しいですねー!

さて巷じゃ艦これ改がまた延期になり、もういつ完成するのかわからなくなったとの
声が聞かれました。厳しい意見ではもう開発しているかも怪しいとも。
うちの金剛ちゃんもそう言われ無いよう建造記事をアップします。
(これでも完成納期が延期しまくっているけど)

画像が多めになるので「続きを読む」形式にさせていただきたいと思います。
模型記事にお付き合いいただける方はお手数ですがクリックして先にお進みください。


前回の記事で勢いに乗って、などと言ったにも関わらずだいぶ期間が
空いてしまいました。でも何もしていなかったわけではありません。

艦船模型では迷彩を除いて基本的に船体色やリノリウムなど単色塗装が多いですが
木甲板は木の色合いを出すちょっとした工夫がいる塗装面です。
それ故に大変で前回の1/700金剛では木甲板シートを貼り付けて簡単に済ませましたし
大鳳は塗るのが嫌でラテックス甲板を選択しました。

今回は我が艦隊のフラッグシップ、さらには大型スケールということで塗ることに。

749.jpg

まずは前回タンで塗装した全部第二甲板。船体も同じ塗装なので比較のため
こちらの小さなパーツで写真は撮りました。

これにタミヤエナメルのフラットブラウンとフラットアースを混ぜたものを塗ります。


750.jpg

船体はこちら


751.jpg

う~ん、こんなものなのかなぁ?
色合いはいいけどそれっぽいようなそうでないような…。
ちなみにこのエナメル塗料、気に入らなくて二回塗りなおしています。

ここで例の呉旅行。そこで見たものは…。

722.jpg

参考画像。こちらは大和です。

ぜんぜん違うやん…。

あんな下手くそな化粧をした金剛ちゃんを世に出すわけにはいきません。
呉のホテルで再塗装を決定。本気の本気を出しましょう!


偶然にもうまく塗装をしているサイトを見つけたのでお手本にしながら再塗装開始。
まずはグレーに塗ります。
本来塗装は薄い色から行うのが基本ですが、今回はこいグレーからスタート。
手持ちでちょうどいいのがなかったので佐世保工廠色を選択。

752.jpg

この時点で不安になってきました。失敗したらどうしよう…。
このままの色でも悪くなく見えますがこれでは鉄の甲板になってしまいますね。

さてこのグレーの一部をマスキングして本来の木の色に上塗りしていきます。
幅2mm長さ10mmに切ったマスキングテープを貼っていきます。
何?そんな細かい物を切っていられるか?確かにそうです。私も切りたくない。
なのですでに切れたものがこちら。

758.jpg

世の中便利にできていて、1mmと2mmに切れたマスキングテープが売っているんです。
後は長さ10mmに横にカットすれば大量のマスキングテープが出来ます。
それをランダムにペタペタ。


753.jpg

今度はタンにウッドブラウンを混ぜて上塗り。
タンよりも濃い色に一面覆われました。更にこの上に同じ大きさのマスキングテープを
ペタペタ。前回貼ったマスキングテープはそのままです。


754.jpg

今度はタンで上塗り。隠蔽力が弱いのでグレーが多少透けていますが
現時点では問題なし(のような気がする)。


755.jpg

マスキングを剥がしてみると当然まだらに。デザート系の迷彩パターンに近い感じ。
砂漠ならこれをぼかして使うのも悪く無いでしょうが彼女は戦艦です。
このままでは使い物になりません。


ここからは筆塗装です。まずは同じラッカー系塗料でウッドブラウン・タン・イエローを
混ぜあわせてシンナーでかなり薄めたものを作りました。
それを平筆で木目にそって上から下へ塗っていきます。

注意すべきは同じ塗料なので下地を簡単に溶かしていきます。なので強く押し付けながら
塗ると大変なことになりますのであくまで上に乗せるイメージで。
同じ所は塗らずに「さっさっ」と軽めに仕上げます。

756.jpg

これでまだら迷彩がぼかしになりました。ただこれでもまだ木としては不自然。
次はエナメル塗料を使用します。

まずは墨入れ。フラットブラウンにフラットブラックを混ぜます。
あまり黒くし過ぎないように。
これをかな~り薄めに薄めてやはり木目にそって塗っていきます。
ただ今回はエナメルなのでラッカーを侵食しないのでそこまで気は使いませんでした。

全体を塗り終えたらエナメル用シンナーをつけたティッシュで表面を拭き取り溝にだけ
塗料が残るようにします。

次は仕上げ。同じエナメルのフラットブラウンとフラットホワイトを混ぜたものを薄めて
また木目にそって塗っていきます。それで完成、の予定でしたが色合いが気に入らない。
なにか違うと思いまたシンナーで拭き取りました。納得して先に進みたいものです。

今度はフラットブラウンとデッキタンを混ぜ明るい感じにした塗料を薄めて
同じく塗っていきます。今度はいい感じ。
一度拭きとってしまったので一部墨入れが落ちてしまったのでそこを再度修正。


757.jpg

今はこれが精一杯。
ちょっと暗くなりすぎたかなという感じもしますがまずまずの出来になりました。
写真ではよく見ないとわかりにくいですが、まだら迷彩になったところが明暗の差に
なって表れ、一枚一枚の木の個性として出てきました。
色が黒くなりすぎたのもレイテ仕様の老朽艦ということを考えればありかなと。

細かいところは何度も塗り直しました。もう何度も。
でも初期の塗装に比べれば良くなったと…思いませんか?
やっている最中はちょっと涙目というかどうしようかというか…。

駄作だ!

こんなイメージでした。さすがに壊しはしませんでしたが何度も何度も塗り直し。
最終的には及第点にはなりましたがもっと上手く出来るはず。
ちなみにラッカーのタン+佐世保工廠色+ウッドブラウンとタン+タン+エナメルで
塗ったので流石に厚化粧。薄めのエアブラシで塗ったとはいえ一部の
モールドが埋まってしまったのは残念でした。

あとこの塗り方するならやはり甲板構造物は後載せの方が遥かに楽です。
初期の構想とのズレが後々まで響いた典型です。
また作るとして木甲板シートとどちらを選ぶかといえば多分また塗装かな。
次はもう少しやれそうな気がします。
ただシートも手軽でいいとは思います。1/700ならあちらかな。高いけど。

さてようやく塗装が終わったので今度は木の部分にマスキングをして
今度こそカタパルトデッキのリノリウム塗装、そして船体色の塗装へと続きます。

それでは引き続きお付き合いください。

今回はここまで


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コメント

木甲板のマスキング塗装…
私が飛龍の甲板やったときは
全体に甲板色 → マスキングしてちょっと赤混ぜた甲板色 → マス(ry黄色混ぜた(ry → マ(ry黒(ry
と、4色やってみましたが…
マスキング作業と最後に全部剥がす作業、アタマがバーンなるかと思いましたw
今は駆逐艦組んでますが、今度戦艦or空母組む時もまたマスキング塗装にすると思います。
木甲板シールはお手軽で綺麗だけど、どうしても段差が…

ハリ #- | URL
2015/10/13 22:34 | edit

お~、木工甲板ってこうやって塗装するんですか。

私からするとすごく上手に塗れているように見えますけど、こういうのは自分で満足出来ないとなかなか先に進めないですよねぇ

1/350でも充分大変そうですが、1/700だとさらに難易度上がりそうですねぇ。
私はいつ制作開始するかもわからない長門の甲板シールを既に買い揃えてたりしますw

エル学 #- | URL
2015/10/13 23:27 | edit

Re: タイトルなし

>ハリさん

初めてやったのでこれでいいのかもわからずにやっていましたが
やはり頭がパーンに。面倒だし上手く出来るか不安だし、でもやってしまう。
シートはお手軽でいいですけどやはり段差は気になりますね。
1/350くらいのスケールだと多少マシなのかもしれませんけど。


>エル学さん

これでもまだ最初の迷彩パターンがちょっと残っているので近寄ると
不自然なところもあるのです。遠目から見れば十分木に見えますけど。
やはり自己満足の世界なのでどこまでやるかが微妙ですよね。

1/700だと確かに大変かも?慣れると違うのでしょう。
シートがあるならさくっといけるので大丈夫ですw

鶴 #- | URL
2015/10/14 01:16 | edit

とても、参考になりました。
この作業は、ヘタするとモデルと製作者のモチベーションが一気に破綻しそうなので今まで避けてました。
自分もチャレンジしてみます。

写真を見る限りでは、木に見えますし変に浮いたとこが無いのが素晴らしいと思います。

ちっぴー #- | URL
2015/10/14 05:30 | edit

Re: タイトルなし

>ちっぴーさん

このやり方でいいのかはわかりませんがそれなりにはなりました。
上手い人がやればもっとよく見えるのでしょうからいつか作るときを期待しています。

でも褒められると嬉しいですね。この調子で続きも頑張ります。

鶴 #- | URL
2015/10/14 20:50 | edit

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