夏イベ アンケート結果 
2015/09/15 Tue. 20:41 [edit]
締め切りとなっていました。たくさんの回答ありがとうございました。
まずは結果発表から。

割合から見るとE7まで突破できた人が結構いたようです。
E7と掘りまで完遂できた人が全体の40%近く。
高めに出やすいとは言え予想よりも優秀な結果となりました。
しかし大規模で難易度も高めだったことから目標達成ならずとなってしまった人も
結構いました。春イベで油断させられたか、厳しい目標を立てていたか。
ただ目標以上の快進撃も少ないながら票が入ったのは嬉しいですね。
コメントについて
>オール甲でクリア、掘りは海風、風雲はすぐ来てくれましたが瑞穂は苦労しました。
(資源イベスタート時30万、終了時10万)
2015/08/28/ 19:30 30歳代男性茨城
ほとんど同じ境遇の人がいました。というか自分か?と思うくらい一緒だなこれ。
終了時7万以外は同じとは。うちのが運が悪かったようです…。
>ALL甲クリア&甲掘り(新艦娘3人、まるゆ3人、あきつ丸2人、U-511 1人)終了。
4資源(各カンスト状態から)各20〜28万、バケツ2500残る
2015/09/06/ 13:06
どんだけ雪風なんでしょう。10万で入れ食い状態じゃないですか。羨ましい。
>柱島の住人です。気が付いたら、2か月目丁度でE-7のボスゲージを
半分削っていました…。攻略情報と艦娘の錬度だけが頼りでした。
皆さんこんな四季折々を過ごされていたんだな〜、と思いました。
2015/09/08/ 12:31 男性東京
柱島提督でE7まで行くとは。E6まで突破という回答でしたのでクリアは
出来なかったようですが素晴らしい戦果ですね。2ヶ月でそこまでいけるとは。
>オール甲で3つめの甲勲章ゲット&新規艦コンプ達成今回のイベントは楽しかった!
やっぱたまには鬼難易度がこないとね。
2015/09/05/ 23:42 40歳代男性愛知
一年に一回くらいはこういう難易度楽しいですよね。そう振り返られるのは目標を達成
出来たからでしょう。次のイベントも悔いの無いよう準備をして臨みたいですね。
>E6を乙で攻略出来たので私的には大満足の結果でした。
イベ中に鶴姉妹が来てくれたのも嬉しかったです
2015/09/06/ 14:03 20歳代女性東京
>甲乙乙丙丙乙丙 基本的に最初の予定通り。資源よりも精神的な備蓄が減る減る。
新規ドロップ艦も含め、全9隻の新規艦を迎えて、酒匂をあきらめたけれども
概ね満足のいく結果でした。
2015/09/09/ 02:23 50歳代男性大阪
>完走できただけで満足
2015/09/03/ 19:30 40歳代男性北海道
>難易度ALL甲で制覇!!資材はまだALL20万以上ありますが、掘りをする体力・気力は
持ってかれました。3つ目の甲勲章ゲットで十分満足です。
2015/08/14/ 23:48 20歳代男性鳥取
>運も味方し個人的には大満足のイベントでした。次は甲勲章ねらうよ!
2015/09/03/ 19:49 30歳代女性岡山
いろいろありますが結果的に満足いくイベントだったなら良かったです。
次は更なる目標を達成しましょう!
>丙作戦、ボスにたどり着けず
2015/08/15/ 23:25
>目標はE3 ちくせう・・・!
2015/08/24/ 13:52 10歳代男性岡山
>風雲にあいまみえず。次回に雪辱です。
2015/09/07/ 08:03 40歳代男性神奈川
>風雲ゲットならず無念です
2015/09/07/ 11:10 30歳代男性東京
>瑞穂、ごめん。照月、ごめん。みんな、ごめんよ・・・・・・。
2015/09/07/ 23:43 20歳代男性三重
悲痛な叫び達。その無念を糧に次回は頑張ってください。
でも最後の方、照月はいつになるか不明ですよね…。残念です。
冬には冬月が来るかもしれないのでその時にリベンジを!
いろいろなドラマがあるイベントはやはり面白い。
秋は誰が来るのか、どんな敵か。楽しみです。
アンケートは一回下げますがまたネタを思いついたらすぐ掲示するので
その時は戯れにご協力ください。
たくさんの回答本当にありがとうございました。
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やっぱり難しかったのかな 
2015/09/02 Wed. 21:06 [edit]
現在「艦これ」では、夏イベント2015:期間限定海域【反撃!第二次SN作戦】展開中です。
現在の各作戦海域の出撃に対する攻略突破率は、第1作戦海域:約94%、第3作戦海域:約92%、最終作戦海域:約69%です。
#艦これ
— 「艦これ」開発/運営 (@KanColle_STAFF) 2015, 9月 2
過去最高クラスの難易度だったと感じた15年夏イベント。
現在の戦況はこんな感じですか。
E7でも挑戦した人のおよそ7割が突破済み。こうして見ると結構多いですね。
去年のように難易度選択が能動的ではなく司令部レベルに依った難易度分けだと
諦めた人も多かったようですし。私も磯風を手に入れるのは苦労しました…。
13年秋は難易度選択どころか全員きついイベントでしたが。
夏イベ全参加者ベースの各海域突破率は、第1作戦海域:約94%、第3作戦海域:約73%、最終作戦海域:約30%です。各海域の最多選択された作戦難易度は、第1作戦海域が「甲」、第3作戦海域が「乙」、第7(拡張作戦/最終)作戦海域が「丙」となっています。
#艦これ
— 「艦これ」開発/運営 (@KanColle_STAFF) 2015, 9月 2
ところが全参加者ベースだとE7突破率はわずか30%。
E7まで辿り着かなかったか、行けるけどそもそも出撃しないで撤退したか。
報酬が駆逐艦だからそれも手ではあります。秋月型駆逐艦は無理にでも
入手しておいた方がいいというのは置いておいて。
どのくらいの人に照月が渡ったのでしょうね。
雑に考えると提督(登録)数が300万強で、イベントに参加するアクティブユーザーが
提督(登録)数の1/5として60万。その内の30%が突破ということなので20万弱くらい?
何人くらいイベント参加したかくらいは知りたいところです。
E7で選ばれた難易度は丙が最多。乙に旨味が少ない以上当然の結果ですね。
甲を選んだのが何%か知りたいです。あと各難易度別の突破率とか。
これらの結果を多いと見るか少ないと見るか。
掲示板やブログをやっている人は比較的アクティブに動いている人が多いので
ついつい突破率が高めに感じてしまいます。実際はライトユーザーも多いので
最後までやり切ろう、という感じではないのかもしれませんね。
運営的にはどの程度を見越して設定していたのでしょう。
あまり緩すぎてもきつすぎても文句が出るでしょうから難しいところではあります。
そういう意味では難易度選択制はいいと思います。
ただ今回は丙でもきついとの声がよく聞かれたのでもう少し各難易度で差別化されると
もっとよかったのかなと思います。甲は十分な感じだったので丙はよりライトに。
今回のイベントの難易度はどうでしたか?
各個人で選んだ難易度で感じ方もそれぞれでしょう。ギリギリのラインの難易度を
突破できた時は最高に気持ちが良いですよね。
もしかしたら甲種作戦でもまだ緩いという強者もいるのかもしれません。
今回私は絶妙の難易度でしたので非常に楽しかったです。
今後もっときつくなったら…?それでももちろん甲で行きますが。あ、掘りは別ね。
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ここにきて気づく大切なもの 
2015/08/25 Tue. 21:21 [edit]
母港へ戻ると提督はまず作戦に参加した主力艦隊全員に休暇を命じた。
ある者は宴会をはじめ、ある者は倒れるように布団へと、思い思いの時間を過ごす。
逆に休暇をとっていた者たちは遠征任務へと旅立っていった。
大淀にも当然休暇が与えられていた。
その日大淀は久々にゆっくりと入渠し、暖かい布団で十分に睡眠をとる。
だが起きると残務処理を始めた。作戦が終わったからといって何もしないで
いいとは限らない。おそらく秘書課の翔鶴たちも忙しく働いているだろう。
とはいえある程度まとめてあったので、すぐにそれも終わり泊地を見回りながら
執務室へ向かう。ちゃんと休めているか、新人たちは困っていないか…。
休みだというのについつい考えてしまうのは悪い癖だろうか。
大和と武蔵はまだ風呂に入っている。傷は癒えているが入っている。
入渠時間が長いのは大和型故にだが、結局風呂も好きなようだ。
金剛姉妹は久しく開かれなかったティータイム中。
誘われたが今回は遠慮した。今日ばかりは姉妹水入らずがいいでしょう。
でもいい香りの紅茶とおいしそうなスコーンが少し名残惜しい。
途中明石のところにも寄ってきた。
曰く「作戦中はバケツが多くて仕事も少ないかと思いきや夜勤が増えてつらい」
とのこと。提督が休むときに回ってくる仕事だから仕方ないのか。
まるで終業直前に仕事を押し付けられるサラリーマンのようだ。
「でも夜勤手当はおいしい」と笑っていた彼女はさすがだ。
当分は仕事もなくなるだろうからと今度一緒に出かける約束をして別れる。
執務室では秘書艦数名がデスクワークをしていた。
さすがに優秀な人材を集めた秘書課だけあり、もうすぐ終わりそうである。
提督はというと…。のんきに模型を作っていた。
前日まで連合艦隊の指揮を執っていたとは思えないほどの落差。
背中を丸めて小さいパーツをいじる姿はともすれば頼りなくすら見える。
これが本当に甲種作戦を指揮した男と同一なのだろうか。
大淀「提督。これが最終報告書になります」
鶴「あぁ。置いておいて。後で読むよ」
まったくしまらない。こっちが気が抜けてしまう。
鶴「君も今日は休んでいていいのに。報告書は急ぎでもないわけだし」
大淀「早めにやらないと気持ちが悪いものですから。それに今からはオフです。
そういえば提督は金剛さんのお茶会に招待されなかったのですか?」
鶴「あぁ、呼ばれたよ。でもこれ作っていると言ったら仕方ないと。
金剛が『提督が私を作っているデース!早く完成させて欲しいデース』ってね」
大淀「あんまり似てない物真似ですね…。まぁ自分の船を作ってもらえるのは
結構嬉しいものでした。しかもこれ今までで最大サイズですし」
鶴「そんなわけで今日はこれ一本さ。今日は皆で開店休業しよう」
秘書課も仕事が片付いたらしく、当直以外で上陸するようだ。
行き先は決まらないものの気分はすでに外出に向かっていた。
大淀「では提督。私も失礼します」
提督が無言で頷いたことを確認して扉へ向かう。
鶴「大淀」
…?扉に手をかけたところで呼び止められる。
提督は顔を上げずに模型をいじりながらこう言った。
鶴「平和っていいものだな」
最近SS書くのが多いですね。大淀さん動かしやすいから困る。
SS興味ない人は読み飛ばしていただきたいですが、唐突に始めるスタイルだから
混乱するかもしれませんね。変える気はあまりありませんけど。
さて、このイベントではいろいろと気がつかされました。
何度も書いていますが何よりも資源。これがなくちゃ話にならない。
自然回復教の人がE7甲を突破した、なんて話も聞きますがそれは特異な例。
全員が真似できるわけじゃない。
それに掘りを含めたら下手すると30万でも溶ける可能性があると思い知らされました。
他に大切なもの。時間です。
13秋は3日、14年夏でも帰省含めて一週間。大体が一週間でクリアしてきました。
今回もE7までは一週間。ただそこから掘りの1隻目が出るまで一週間。
気がつけば期日までも一週間程度まで迫っていました。
…と思っていたら
現在「艦これ」では、夏イベント2015:期間限定海域【反撃!第二次SN作戦】展開中です。それぞれの艦隊戦力と練度&備蓄にあわせて、無理のないところまで挑戦して頂けますと幸いです。作戦展開期間は、来月初旬【9/2】迄の予定でしたが、若干延長させて頂く可能性があります。
#艦これ
— 「艦これ」開発/運営 (@KanColle_STAFF) 2015, 8月 25
延長予定ですか。これには助かる提督が多そうですね。
アイアンボトムサウンド、延長、矢矧追加…う、頭が…。
これで追加ドロップなんかあったら懐かしむし、荒れそうです。
私はもちろん、突撃しますが。
たぶんそんなことはないでしょう。でも延長はこの書き方なら可能性ではなく
確定でしょうね。これでやっぱやめた、はもっと荒れそうだし。
延長がなくていつも通り初日から攻勢をかけていないで情報を待って
ゆっくり攻略していたら?掘りが間に合ったかは分かりません。
最適解でうまくいったかもしれない。そうでないかもしれない。
これも資源と一緒であればあるだけ楽になります。
艦隊戦力が揃っていて自信があるならば、やはり初日から攻勢をかけた方が
後々楽になると今でも思います。RTA並みの速さは危険ですが。
だが何より、今回の作戦で力になったこと。
想像していた以上に応援されることが力になりました。
今回はブログとツイッターをやっていて本当によかった。
アドバイスや馬鹿話、おめでとうの一言で次も頑張れました。
本当にありがとうございます。
指揮を執り始めたら孤独なゲーム。でも今回の作戦は皆で戦っていたような
感覚になりました。コメントを頂いたこともそうですが、誰がやっても難しいと
感じる難易度、E7のギミック、そういったものが相まって感じた気持ちなのでしょうか。

つらいときもありましたが本当に楽しいイベントでした。
あと慢心はダメ絶対。いくら練度が上がろうと装備を整えようとやりすぎることはない。
ましてや提督の運はまるゆでは上がらないのだ。
意地張らずに引くときは引くと学びました。自分もそうだし艦娘に辛い思いをさせては
可哀想ですしね。その辺よく分かりました。
でも次回からは気負わずに出来そうです。
二年以上やっていても改めて気がつくことは多い。まだまだ楽しめそうです。
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乗るしかないこのビッグウェーブに 
2015/08/24 Mon. 22:35 [edit]
攻略したときもそうでしたが、私はE6と相性がいい。
簡単という話ではありません。楽しいのです。
E3はきつかった。同じ機動部隊札なのになぜ?
敵も機動部隊が多く、一撃で大破させてくる赤い艦載機がわんさかいるのに。
よくは分かりませんがガチの空母決戦が好きなんでしょうか。
あぁでもボスまであまり事故らないのが気が楽なのかな。
とするとやはり自分には難易度的にも相性がいいのか。
今使っているコースはCEGFJMボスというもの。一度上に行ってから
航空戦を避けて下へ。Mマスを通りつつボスという形。
ボス行くだけならKマスの方が楽みたいですがMマスでも風雲が出るというので
低確率ながら賭けてみています。二度チャンスがあるのはおいしいし。
とはいってもMマスの空母は多く、結構大破撤退させられています。
ボスにいけないのなら逆効果かなとも思いますが…。
…ここでいきなりのSSスタート。
2114 第9次風雲捜索艦隊 出撃
2117 深海航空集団A群と会敵・殲滅
2119 付近の捜索を開始。目標を発見。
2120 全作戦の完遂を確認。これより帰投ス。
発:トラック方面軍備蓄艦隊司令官
宛:軍令部総長
大淀「文面は以上でよろしいでしょうか?」
鶴「それでいい。送ってくれ」
鶴「長く辛い戦いだったな。皆よく戦ってくれた」
大淀「提督もお疲れ様でした」
鶴「長らくトラックにも帰っていなかったな。我が家へ帰ろう…。
全艦抜錨、母港へ帰投する!
前進微速。ソロモン海とこの海に沈んだ深海棲艦に礼を表す。
総員、左舷帽振れ~!」
そう戦いは終わったのです。

私はやり遂げました。本当にここまでつらい戦いはなかった。
いや本気で辛かったのは瑞穂だけで二人はあっさりでしたが…。

Libeccioは入りきらなかったですが、新規艦勢揃いしました。
この二週間、心から休まるときはなかったかもしれません。しかし今は静かな海。
こんなに優しい気持ちは久しぶりだ。
先日のコメントで「ブロガーは記事を書けば出る」というジンクスを教えて頂きました。
丁度この記事の文頭、5行くらい書いていた頃に本当に出ました。
さぁ掘りに苦労している友軍ブロガー諸君!記事を書きながら掘りましょう!
いやまぁ「書いている最中」とはニュアンスが違って言っていたのでしょうけど…。
E6周回はさすがに重い編成を用いました。
長門型*2、翔鶴型*2、加賀、大鳳。超重量編成で航空機による蹂躙。
第二艦隊合わせて7/12がケッコン艦で占めたので多少燃費は向上しましたが
それでも一周1000以上の弾薬が必要。長期戦は不可能でした。
周回はわずか9出撃。ボスSはたった3回。
しかも出たのはボスじゃなくてMマス。つきについてました。
瑞穂で苦労した分、どこかで調整されたと思いましょう。
しかしこれをもって今次作戦ですべき事はなくなりました。
事前に立てた目標はクリア。敗北を喫す直前でしたが何とか終わりです。
今なお戦い続ける友軍提督に御武運を!
作戦を通しては実に321出撃。E1~E7、そして掘りまで含めると
莫大な量になりました。戦闘数は1051回。
大規模に恥じない作戦となりました。
最終的に残った資源は燃料83000、弾薬90000、鋼材150000、ボーキ230000。
残っただけよかったと見るか。バケツは2077個。バケツはそんなに使わないですね。
しかしこのさびしくなった資源。もはや備蓄艦隊の看板を掲げているのがおこがましい。
しばらくの作戦計画は備蓄一本でいきます。
5-5は凍結、5-4周回は2回/日まで。これで二ヶ月は凌ぎます。
再び備蓄庫の扉が閉まらなくなる、その日まで…。
さて久々に金剛作るかー。竣工が一ヶ月は遅れてしまった。
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夏草や兵どもが夢の跡 
2015/08/23 Sun. 21:45 [edit]
艦隊の参謀長という任にありながら作戦海域、それも夜戦の最前線へと
繰り返し出撃し疲労が溜まっていたせいもあり、久々によく眠れた。
作戦目標を達したこともあり臨時編成を解隊、大淀には休みが与えられたのである。
執務室へ向かいながら思い出して少し微笑む。
喜びとも安堵とも付かぬ表情でしばらく動かなかった自分たちのボス。
長いこと貼り付けにされた海域をついに攻略したのである。
しかし大淀が目覚める頃には提督は次の海域の編成を済ませ出撃させていた。
大淀は作戦中は自室に戻ることはなく仮眠室で休息をとるようにしていた。
仮眠室から執務室へはすぐ到着する。
大淀「大淀、入ります」
返答はない。しかし扉の脇には提督が在室中と表示されている。
少しの後、「どうぞ」と女性の声がかかる。
途惑いながらも重厚な扉に手をかける。
大淀「提督。先日の戦闘詳報とE4海域の最新データです」
鶴「ありがとう」
データを読む提督の顔をうかがうと表情は優れない。
鶴「…率直な意見が聞きたい。我々はこのまま捜索を続けるべきか」
大淀「それは…撤退する、ということでしょうか?」
鶴「このデータを見る限り、邂逅出来る可能性は3%に満たない。
今日は数十回の出撃を繰り返したが本隊へと到達し捜索できるよう殲滅出来たのは
40%弱だ。この数字はどちらもE3よりも悪い。資源も乏しくなってきた。どうか?」
大淀「しかしまだ燃料弾薬とも9万は維持しています。確率は低くても100回は
出撃できる量です。作戦終了まで一週間は残されています。諦めるには早計では?」
鶴「100回、か。全資源を投入すればそれも出来る。しかし私はそれでいいのかと
思い始めた。もちろん作戦のために貯めた資源だ。ここで使わねばいつ使うとも思う。
だがこれで戦いが終わるわけじゃない。2ヶ月もすれば次の作戦を睨まねばならん」
翔鶴がお茶を持ってきてくれる。よく見れば翔鶴自身も表情が優れない。
連日の戦闘、減っていく資源。最前線で、提督の横でそれを見ていれば疲れも溜まる。
鶴「こういうことはあまり言いたくはない。だが指揮官として敢えて言わせてもらう。
捜索中の海風及び風雲はすでに同型艦が多く在籍している駆逐艦だ。
瑞穂のように代わりのいない艦ではない。次期作戦で邂逅出来るならばそのときに
全力を尽くすべきではないかと思っている」
大淀「提督は海風を気に入っておられたのでは…?」
鶴「確かに。本音を言えば迎えたい。しかしまず考えるは艦隊全体だ。
次の作戦が大規模でないと誰が言える。また今回のように捜索に難航しないと
誰が分かる?次の作戦、次の次の作戦を見据えなくては指揮官は務まらん」
外で虫の鳴く声が聞こえてくる。しばし沈黙して大淀は考える。
せめて突破率を上げる方法は?邂逅率に間違いはないか?
次の作戦、もしくは既に攻略済みの海域に現れる可能性は?その場合の難易度は?
大淀「…私は参謀。決定するのは提督、あなたです。私は提督の判断を支持します」
結局突破率を上げる方法は分からず、未来のことは不明としか言えなかった。
鶴「そうか…。実のところ私も疲れているんだ。潮時だろう」
そこには作戦前の自信に満ち溢れた指揮官はいなかった。
大淀「提督。私たちは少なくとも作戦は完遂しました。それも軍令部の要求する
一番難易度の高い方法で」
大淀は壁を見つめる。つられて提督と翔鶴もそちらを見る。
壁には額が飾られていて、そこには先日送られた甲種勲章が三つ並べられている。
鶴「我々は勝利したのだろうか」
大淀「…え?」
鶴「作戦前に立てた目標は甲種作戦完遂と新規艦との邂逅。報酬で受け取れる
艦を除けば完遂と1/3の邂逅。達成率は半分だ。
これは実質的に敗北と言ってもいい。判断を見誤ったせいだ」
大淀「それは少し厳しすぎる判定では…」
鶴「では『勝った』のではなく『負けなかった』だけではないか。
どちらにしても作戦を終えられなかったことは心に刻み付けておく必要はある。
艦隊規模も大きくなり、装備も充実してきた。いつの間にか慢心が心に芽生えていた。
この艦隊ならどんな海でも抜けられると勘違いをするようになった。
それが全甲種作戦という柔軟さのかける作戦指導に繋がったと言える。
だが『あらゆる状況に対処する準備をする』ということがいかに重要かも分かったな。
資源こそ艦隊と精神力を支え、装備を整えれば強固な防衛網も突破可能だと」
鶴「今次作戦では多くの提督が目標を下げたと聞く。中には艦娘を沈めたケースもある。
それほど今回は厳しい戦いだった。だが次は失敗しない。経験を経て成長するのが
人間だ。我々は失敗に対して是正を施しそれを繰り返さないシステムを作れる」
つい先ほどまで打ちのめされていた目の前の男が、もう次を見据えて前を向いている。
大淀は少し人間が怖くなった。男はもう次にどうすれば勝利出来るか考え始めている。
鶴「大淀、翔鶴」
大淀・翔鶴「は」
鶴「現刻を以って戦備体制を解除。ソロモン海より帰投する。
以後通常遠征シフトへ移行。最速で資源の回復に努めよ」
時に8月23日、蝉の声も少なくなった頃。提督と艦娘たちの暑く長い夏が終わった。
……ガガッ…ガ・・・
○お?ど「…ハイ、私です。…ハイ。作戦終了のようです。もう安心です。
一応作戦期日までは警戒態勢を。…ハイ、そのように。では」
回を追うごとに長くなる備蓄艦隊SS。いかがでしたでしょうか。
ちなみにこの考え方は個人的なものです。全部手に入れなければ負けでは
ありません。あくまで最初の目標に届かなかった心境を書いてみました。
会話型の小説は書いてて楽しいですね。脳内妄想なのに勝手に話してくれます。
今回は翔鶴さん初登場。ちょっとしか話してませんけど。
作中にも出てきた通りボス到達率、DB上でのドロップ率を見ても
E3よりきつい内容です。瑞鳳と夕立に増設を施しダメコンを積んで進撃しました。
瑞鳳が1回沈みましたが戦果は上がらず。
何度も編成や装備を見直しても効率的な突破口が見えません。
さらに海風を手にしても風雲が残っている、ラストではないという状況。

そんなわけで撤退戦へ移行しました。
まぁ完全に撤退ではなく、2回くらい/日でS勝利とって出ればいいかなくらいにします。
次回以降のイベントではもう少し新規艦の扱いを考えてくれるとありがたいですね。
1隻目はかなり出やすくするとか、甲でクリアしても掘りは難易度選べるとか。
クリアした結果は難易度固定で次に進むとかで。
以前は最終編成でボス固定だったのが最近は削り編成になったので
きっとユーザーの意見を取り入れているでしょうから期待します。
それとも運営的には丙掘りの後、好きな難易度で攻略することを
推奨しているのでしょうか。あれはシステムの抜け道だと思っていますが…。
秋イベではどうなっているのでしょうね。改善されるのかそのままか。
一番悪いのは丙掘りが禁止されて改善がないパターンですが果たして?
そう話をまとめる予定でした。ここまで書こうと思っていたんです。

?
!?

もうこれで出てきていいのよ?と思いながら開けてみたら本当にいました。
イチソ艦可愛いんじゃ~。制服もお洒落でカッコいい。
百数十周も周った後で簡単に心が折れて、もう止めようと思った矢先のドロップ。
天は我を見捨ててはいなかった。念願のイチソ艦も手に出来て嬉しいです。
ちなみに出ていいよと思いつつ空けたにも関わらず、本当に出ちゃったものだから
頭の中がパニック。酒も入っていたこともあり2分くらい泣くほど笑い続けました。
久しぶりに声出して笑ったなぁ。理解できない状況だと笑うこともあるんですね。
ひとしきり笑った後急に落ち着いてきました。
そして思う「後一人ならいけんじゃね?」という悪魔の囁き。
風雲ってE6ボスとE7のYマスどっちのがいいんでしょうね。Yのが楽そうだけど
ドロップないのが怖いな。編成考えてみようか。
こりゃぁ正体不明の○お?どさんも慌ててどこかに通信しないといけませんね。
一体誰と話しているやら。
ちなみに必要ないかもしれませんが、編成はこんな感じ。

最初は金剛も三式弾装備でしたが道中やボス戦での戦艦空母狩りに火力を
求めて弾着観測の出る徹甲弾装備。一応陸上施設にも効果あるんでしたっけ?
それなりに飛行場姫にもダメが出ました。
軽空母は1隻のみ。ろくにダメ出ないし中破ですぐに戦力外になるので1隻。
この装備でも最高練度なら空母マスで拮抗、ボスで優勢です。
空母マスは弾着観測必要ない柔らかい敵しかいないので問題なし。
対空カットインが出ればうまくいくとヲ級が棒立ちになりました。
今回は27出撃、11S勝利。S率40.7%と厳しいですが運がよかったです。
さてやる気復活の現金提督は進撃を再開だ!
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